■  何が出来るのかではなく、どう動くのか。

先日、とある病院の写真展へ出かけた。
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この写真展の主旨は
ベッドで病気と闘う子供達へ
動物の写真集を送ろうという企画。
偽善的な匂いがするものは
裏に何かあるんじゃないのか、と
(あまのじゃくなもので..)
正直な所辟易としてしまい
遠ざかってしまったりするのだけれど
この企画はちょっと一味違う。

それはまず
ただ単に、写真家が撮ったものを本にして
配布するという一方的なものではないところ。
子供達や、それを支えるご家族と共に
実際に動物園に出かけ
撮影し作り上げようとするその形。
写真という媒介を通し
時間や言葉や想いを共有しながら
ひとつの作品を作り出していこうとされている。
ピアカウンセリング的要素を含みつつ
結果としてひとつの形となる作品作りを目指していく。
専門家(写真家)も交えて。
面白いな、と思う。
もっともっと色んな職種の方達が
この企画に携わることになれば
いろんな可能性が見えてくるだろうな、とも思った。

ただ単に、人から与えられるだけがいいとは限らない。e0082908_11192771.jpg
何かに感情を映し出し、体が心が動き出す時こそ
人はその瞬間の生の喜びを見出せるのかもしれない。
そしてそれらが
抱え持つ苦しみとも立ち会う勇気を
奮い起こさせるのかもしれない。

何が自分に出来るのか、ではなくて
もう一歩進み、実際にどう動くのかを考え
歩み始めているエンゾさんたち。
影ながら応援を...

ところで、実際にこの病院で見ていたときに
患者さんやご家族が足を止めて、写真に見入っている姿を
何度か目撃しましたが。
みんな柔らかい、いい顔で。
写真&動物の力って偉大だなぁ、と。
またそれを見て何かを映し出しているだろう
人間というものの存在も、なんか不思議だな、と
ありきたりな表現だけれどちょっと感じたり。


* エンゾさんのブログはこちら→ エンゾの写真館 with keep On Driving!
  動物以外の作品もUpされています。
  感触を感じるような、素敵な作品が載せられていますよ。
  
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by uminomiti | 2006-09-07 11:38 | てくてく。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。