■  埋めるもの。 

今日の天気、晴れのち曇り。e0082908_8483733.jpg
OFF日。
気持ちのいい、空。
今日一日は何も考えないことにしよう、そう思った。
乱雑にあった全てのモノを、ゴミ箱に投げ入れた。
目の前には、ただの空間。
そんなイメージを頭に描きながら、家を出る。

無機質な匂い。ひんやりとした感触。
時間をつぶす間、持参した本に目をやる。
内容に惹かれないのか
それとも今いる場所がそうさせないのか
なんだかその本の世界が想像できず
ただただ、文字を目で追っていた。
まいったな、と思う。
想像力が追いつかない時は
現実に飲み込まれている時。
余裕がない兆候。
イカンイカン、と思いつつ本を閉じた。

冷房の効いた場所をあとにして
ラーメン屋へ出かけた。
暖かい食べ物が胃に収まるにつれ、自分の温度も上がっていく。
あぁ、食べたんだな、と身体が先に話している。
ほんわかとした気分で店をあとにした。

帰宅途中、本屋に寄る。
もう買うものは決めていた。
今月号の『SWICH』と、カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』。
待ちきれずに、帰りのバスの中で表紙をめくる。
今月号の『SWICH』は、スガシカオの特集。e0082908_22563249.jpg
10年間の損失と獲得を振り返るインタビュー
新境地の処女小説(!)の掲載。
そして、3名の方との対談。
表紙を見てはニヤリとし
ちらちら中を覗いてはニヤリとし
どこから読めばいいのか、おおいに悩む。
諦めて、カズオ・イシグロへ。
打ち寄せる静かな波のように
ジワリジワリと寄せてくる感触に身震いする。
あぁ、もったいない。ゆっくり読まなきゃ。

なんか、贅沢な夕暮れ。
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by uminomiti | 2006-09-19 22:49 | これは。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。