それぞれの、正しさ。

仕事帰りにスーパーに寄った。e0082908_145159.jpg
開店時間の5分前。
早く着きすぎてしまった。
ぼけ~っとしていたら
元気な声が聞こえてきた。

店内では同じ制服姿の店員さん達が
横一列に並び挨拶の練習をしていた。
一様に
同じ姿勢で、同じ唇の動きをして
同じ笑顔を作っていた。
なんだか少し怖さを感じてしまった。

開店の時間。
扉が開放され、待っていた人たちが
一斉に店内に流れていった。
と、その時。

「おめーまたやってないじゃないか!!」

隣にいた30才なかばくらいの男性が
いきなり大声を上げた。
私のことなの??えええ???
訳わかんないなーと思った。

ところがその男性の視線は
入り口で客を出迎えていた、店員へ向けられていて。
店員さんも何のことやら、みたいな
困惑した表情をしていた。

その後数分間、店員に対する罵倒が
店内の隅にまで響き渡るほどの大音声で続いていた。
どうやら、店内用車椅子を入り口において欲しいと
来店時に2度、店員に伝えていたのだとか。
それに対し、「わかりました」と返答していたのに
今日来てもそれがなされていなかった、というのが
主訴だったよう。
それ(クレーム)に対する店員の応答もいまひとつで
さらに火に油をそそぐ状態だった。

車椅子の使用者は、その訴えた本人ではなくて
初老の女性(身内の方かな?)だったのだけれど
店員が持ってきた車椅子に、バツ悪そうに座っていた。

店内でその声とやり取りを聞いてると
あきらかにその訴えた男性の主訴は正しいのだけれども
大声で罵声を上げる訴え方に
その場に居合わせただけでも、げんなりだった。

店員も、その車椅子の女性も、
訴えた本人もげんなりしているだろう。
その場にいた誰もが救われないなぁ、と
なんとなく思った。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

次の日。
長年仕事をされてきた方が退職を迎えるので
何か渡したいな、と思い花屋に行った。
その人の柔らかで、静かな佇まいによく似た
ブーケを見つけ
「ヨシコレダ!」と思って
会計をすませに行った。
新人とおぼしきかわいい女性が来た。

店員A:「贈り物ですか」
umi :「はい」
店員A:「今日中に贈られるんですか」
umi :「いえ、明日なんですが」
店員A:「そうですか。では、お花を長持ちさせる
    お薬を入れておきますね」

と、そこまでは良かったのだけれど。
奥にいたちょっとベテランさんな店員さんが出てきて
新人Aに耳打ちしている。(聞こえてますがな・・)
どうやら明日までに花が咲いてしまうから
他のを勧めろと言っているようで。

店員A:「ちょっと明日までに咲いてしまうようなんで
     これなんていかがでしょう?」

と、別の花を勧めてきた。
けれども、最初に見つけたブーケに決めていたので
やんわり断った。
花が咲いてしまう事は別にかまわない事も併せて伝え
最初に選んだもので会計を済ませたい旨話した。
じゃぁ、ということになった。

ところが。

またまた奥から、ベテランさんな店員が一言

店員B:「だから咲いちゃうって!そういったでしょう?」
店員A:「それもご理解されて・・」

店員Bは奥から出てくる事なく、顔だけくるっと向け
私に一言投げてきた。

店員B:「明日にはこの花のつるがくにゃっと
    曲がっちゃうのよ。
    それを相手に渡すのは失礼でしょう?」

(ハイ??別に明日つるの上だけ切ればいいのデハ?
 売りたくないのかなー?真意はなんなのだろうか?)

umi :「それでも、結構なのでこれで・・」
店員:「だから、駄目ですって。違うのにしてください。
    形が損なわれるのは明らかですから。」

(販売拒否かよー byさまーず)

この時点で、花の専門家としてのプロ意識からくる
販売拒否だったんだろうなぁ、というのは
想像できるんだけれども。
仕事に対する誇り、とか
花に対する愛情もわかるけれども
あなたの正しさを全ての人が求めるわけでは
ないのになぁ、とも思う。
それを押し付けられてもナァ。
正直、困ってしまったし。
間に入った店員さんにも、困らせてしまった。
その主張した店員さんも、ある意味困ったんだろう。

この2日間で思ったことは
「正しさ」ってなんだろかー?ということ。
それぞれが、自分の中の正しさを
主張していた。
そして、こうして考えている自分もまた
ジブンなりの正しさというものがある。
それぞれが違う正しさ、を持っている。

誰もが気持ちよく思いを交わす、ということは
困難な事だろう。
だけども、ちょっとした言い回しや
態度なんかで
それらを手助けすることは出来るんじゃないのか、とも
思ったりする。
上辺だけの事が意味あるのか無いのかは別として。

投げかける人。受けとめる人。
いろんな思いを抱きながら
たくさんの人と言葉を介して
毎日が成り立っている。
そんなことをぼんやり考えたり。

長くてスミマセン...(´人`*;)
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by uminomiti | 2006-03-29 14:03 | とほほ。

いつ読んでも、怖い。

想像すると、かなり怖いe0082908_148885.jpg
特徴的なこの冒頭のシーン。


< ある朝、グレゴール・ザムザが
   なにか気がかりな夢から目を覚ますと
   自分が寝床の中で
   一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した・・
 >


今日、本屋に立ち寄ったら
「変身」(カフカ)の新訳版を発見。
e0082908_1485990.jpgこの本を見た時
真っ先に想像するのは<ザムザ>の姿。
私の頭の中のザムザ像は
黒光りしたゴキブリのような容姿。

考えるだけで、結構ゾッとする。
もし、ジブンがそんな姿になったら
どうするんだろうか?
周りの人たちは
どんな反応を示すのだろうか。
排除しようとするのか。
それとも努めて優しい言葉なんかをかけたりするんだろうか。
考え始めると、結構コワイ。

何が怖いかといえば
虫になってしまうそのことも十分怖いけれど
「違う姿」というだけで
存在そのものを否定されて
なかったことにされてしまう事が
一番怖い。
そしてそれに怯えながら
周囲の人を疑い続けるのも
つらいだろうなぁ。

そうなった時
正気を保っていられるのだろうか。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

昨日、知ったニュース。

チェコのフランツ・カフカ協会が
プラハ出身の作家フランツ・カフカ(1883-1924年)にちなんだ文学賞
フランツ・カフカ賞」を、村上春樹氏に贈ることを決めた。
この賞は、民族文化の重要性を喚起することなどに貢献した作家に贈られるもの。

e0082908_1482782.jpg2001年に創設と歴史的には浅いものの
2004年・2005年の、この賞の受賞者2名は
いずれもその年にノーベル文学賞を受賞。

もしかしたら
村上春樹さんがノーベル賞を受賞する可能性があるかも?と
報道されていた。

日本という文化が骨組みにされている本が
言葉を超えて
世界中の色々な国の人たちが
手に取り、愛しているという事実。
心からすごいことだなぁと思う。

もう一回読み直してみようかな。
ねじ巻き鳥あたりから。
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by uminomiti | 2006-03-25 02:18 | これは。

部屋に星を住まわせる。

e0082908_1427468.jpgむふふふ。完成しました!
コレコレ。
だいぶ前に買って
すっかり置き去りにしていた
ピンホール式プラネタリウム。

あまい果実さんからの
完成報告に・・・・

(  ゜  ▽  ゜  ;)アッ!忘れてた!!

そうそう。
作らずにそのままだった、ということに気づき・・。
ヨシ!今日はやるぞ~と
腰を据えて作成開始。
順調に進み、残すは恒星球を作るのみ。
プラスチックで出来た五角形の原版を
両面テープでつないでいくだけという作業。
簡単~♪わずか5分で終了。
ところが・・・
土台に装着して発見。
裏表間違えた~llllll(-_-;)llllll ずーん

・・・はがす手間に30分。
ちゃんと説明書読まなければ駄目ね。トホホ。

でも、完成しましたよ!
実際に映し出してみると
予想以上にスゴイ!
部屋中に星が輝いているじゃないですか (゚〇゚;)おおっ!!

(この画像と同じくらいの光が!→参考画像

映し出す空間の広さや、光の漏れ具合なんかで
がらっと感じる印象は変わってくるのだけれども。
色々と試した結果
我が家での一番の設置場所は
「トイレの中」・・・。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

海や星のような
果てしなくて、ゆるがないものって
ただみているだけで
どうしてか平穏な気分にさせられる。
これは一体何なのだろうなぁ。

現実の空と部屋の中の空は大きく違うけれど
そこにあるという事実は同じ。
今も確かに届いている
ずっと昔の光。
自分たちの住む星以外の光。
いつの日かそこへ行く事の出来る時代が来るんだろうなぁ。
いいなぁ。行ってみたい。
でも私が生きている間には無理だろうなぁ、やっぱり。
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by uminomiti | 2006-03-22 14:56 | てくてく。

己の名をになう影。

e0082908_9523269.jpgこの間、用事で大手町に出かけたら
構内で一枚のポスターを見つけた。

7月公開の
ゲド戦記」のポスターが!

中学生くらいの時に、この本と出会ったのだけれど
当時この本を読んだ時
へぇ~おもしろいなぁ、ぐらいにしか思わなかった。
たぶん読みきれていなかったんだと思う。
今改めて読み返してみると
本当に深い作品だと思う。

ゲド戦記は、人間の内面というものを真摯に見つめている作品。
善と悪、光と闇を対立的に描くのではなく
どちらも誰もが持つ一側面であり
それらとどのように向き合って
了解していくのかということについて
丁寧に描かれている。
影から目をそらさずに
それもまた自身の中に取り込み
封印させるのではなく
共存の道を歩んでいく。
内なるバランスを保ちながら。

ふと思う。
影って実はどういうことなんだろうか。

読んでいるうちに
架空の世界にいるゲドは
今いる現実の生身の自分であるような
そんな感じさえしてくる。
ファンタジーでありながらも
この物語の核は、普遍なテーマだと思う。
それを今映画として取り上げるということは
どんな意味をもつんだろうか。

翻訳ものであるのに
読んでいて違和感を感じさせない
なめらかで美しい文章。
年齢問わず、読み手の世界を大きく開くような
懐の広さを感じさせらる、この作品。
そんなゲド戦記が、スタジオジブリで映画化。
どんな風に映像化されるのかな。
話は原作に忠実なんだろうか?
それとも手を加えるのか・・・?
原作を読んだ人たちは、どう感じるのだろうか。
映画にも、その反応にも、興味津々。
公開が待ち遠しい~。

さっそくジブリに製作ページが。
製作者の想い、翻訳者の想い。
それぞれの作品に対する愛情。
ひとつの原作が新たな作品に生まれ変わるのって
こういうことなんだなぁ。
妙に納得。


<関連サイト>
 ◆ ゲド戦記 製作日記 
 ◆ 翻訳者特別寄稿 
 ◆ プロデューサーのインタビュー
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by uminomiti | 2006-03-18 10:03 | これは。

その先のストーリーへ。

e0082908_8543427.jpg先日。無事に大学を卒業した。

大学の卒業式の日。
研究室を訪れたら
先生がコーヒーを入れてくれた。
豆をひき
お湯を注ぎ
少しずつ落ちていく。
先生からの、はなむけのコーヒー。

コーヒーを入れている
その姿を見ていたら
嬉しいような、寂しいような
はがゆいような
なんともいえない気持ちがした。
なんだろうね、これは。
頂いた暖かいコーヒーを飲みながら
ぼんやりとそれをなぞっていたら
なんだか色んなことを思い出した。

まだ社会人なりたての頃。
出社すると
部屋の中には
柔らかいコーヒーの香りがしていた。
いつも仕事前に1杯のコーヒーを飲んで
ゆったりと1日の開始を待つ人がいたからだ。

無類のコーヒー好きらしく
豆をひき、湯を注ぎ、少しずつ落としていく
その工程さえ、楽しんでいる様子だった。
何を話すわけでもなく
ただコーヒーをゆっくり1杯飲む。
たばこの匂いとコーヒーの香り。
その静かなゆったりとした時間は
日常から少し離れているような
非現実的な時間のような気がして
なんとなく好きだった。

でも、それもわずかな時間だった。

会社の上層部で色々なトラブルが起き
その影響で現場自体も分裂し
社員それぞれが疑心暗鬼な状態になり
暗い穴に皆が落ちてしまった。
それぞれが守ろうとするものや、想いは
根底では同じなのに
ほんの少し歯車が狂ってしまったことで
全体が修正が効かない状態にまで分断してしまった。
そして多くの人が、この職場を去る決断をした。
彼もまたその1人だった。

渦中の時も、そして退職するその日も
彼は開始前のコーヒーを丁寧に入れていた。
そして当たり前のようにもうひとつ用意してくれた。
いつもと同じ手順で。
特にコレという話はせず
ただぼんやりとした時間が流れていた。
あの時間の感触は今でも残っている。
後にも先にも、こんな管理職には出会わないだろうな
と思ったことも。

先生のコーヒーを飲みながら
久しぶりにあの時の静かな気持ちを思い出した。
研究室での柔らかな時間もまた
こうして一区切りを迎えるのだと
改めて思ったら
なんだかじっとしていると
あっという間に時間がすぎてしまう気がして
何かしゃべらなきゃと焦燥感に駆られた。
時間に対する、悪あがき。
今思えば
あの時間をもっとかみしめればよかったなぁ、と
ちょっと後悔したりもするけれど。

時間の流れに対する「切なさ」という呼応。
もしかしたら
前に進むために
この感情はあるのかもしれない。
ちょっとだけそんな事を思った。

おセンチになりすぎダ・・(*・_・*)ゞ

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

今日のこの日を迎えられたのも
手前勝手さにもあきれずに
辛抱強く向き合って下さった先生や
笑顔で受け止めてくれた友人たちや
さりげなく励ましてくれた職場の人たちや
何も言わずに見守っていてくれた
身近な家族たちや
blogで愚痴に付き合ってくださった
みなさんのおかげです。
本当に、どうもありがとうございます。

出会えて、本当に良かった。
心からそう思います。

(なんだかお別れするみたいな閉じ方に・・・アレ?
             今後とも、どうぞ宜しくです。)
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by uminomiti | 2006-03-17 08:55 | てくてく。

あともう少しで。

日本科学未来館
特別企画展がもうすぐ始まるそう。
テーマは「脳」。
1000億の細胞が創り出し、人間それぞれを特別なものとする
脳世界の不思議。
どんな展示があるんだろうか。楽しみだなぁ。

以下、概要抜粋です。

ーーーーーーーーーー引 用 開 始ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「 脳!内なる不思議の世界へ 」

ヒトの体の中で最も謎に満ちた臓器、「脳」。
文明の夜明けから人類が問い続けてきた問い、「人類とは何か」。 その答えもまた、「脳」に含まれています。 人類を他の生物と分けるほとんどの機能は脳に存在し、また、他の個人と自分を分ける「心」や「意識」も脳に起因します。
本展は、最新の研究成果を盛り込み、脳の不思議を実感し、その機能の解明に挑んでいる科学の営みにも触れることができる、日本初の「脳」に関する大型企画展です。
開催期間中には、脳科学者などを招いた関連シンポジウムや、会場内でのミニレクチャー、インタープリター(展示解説員)による特別ツアーなどのイベントも多数開催予定です。

                          引用元 日本未来科学館 イベント情報

ーーーーーーーーーーーーー引 用 終 了ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆会   期  3月18日(土)~5月31日(水)
◆開館時間  午前10時~午後5時(入館は閉館30分前まで)
◆会   場  日本科学未来館 1階催事場
◆料   金  大人 900円  18歳以下 350円
◆主   催  日本科学未来館 NPO法人脳の世紀推進会議
          文部科学省特定領域研究「統合脳5領域」
          読売新聞社
◆後   援  日本生理学会 日本神経科学学会 日本神経回路学会
          日本解剖学会 日本神経化学会   
          理化学研究所脳化学総合研究センター
◆協   賛  公文教育研究会 シーメンス旭メディテック
          島津製作所 ダイワボウ情報システム  

関連サイト
特設サイト
NPO法人脳の世紀推進会議HP 
文部科学省特定領域研究「統合脳5領域」HP
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by uminomiti | 2006-03-13 10:14 | なるほど。

人間が一番怖い。

一足早く試写を見ていた友人が
<色々な引き出しがある映画>と評していた
作品を観てきました。

「エミリー・ローズ」

CMでは、女性の動きや悲鳴が強烈なインパクトを
発していたけれども。
観た感じ、どちらかといえば
そんなに大げさな動きや音響などは使われてなく
淡々とそしてじわじわと描かれていて。
だから、余計に観る側に考えさせる。


< あなたならどう考えるだろうか。
        そして
         何を信じているのだろうか >


面白いな、と思ったのが
裁判という場が中心であるということ。
そして裁判における
事例の取り扱われ方。

「真実」をめぐる様々な視点。
それぞれの角度からの攻撃と攻防。
文化社会的な「法」という側面に対しての
「超自然現象」の取り扱われ方。
「正規医療(DSM)」と「民間医療(悪魔祓い)」。
「信仰心」と「宗教」。
「悪」と「悪魔」。

映画でもうひとつ取り扱って欲しかったな、と
思うのが、家族たちの想いの部分。
なぜ正規医療ではなくて、民間医療(悪魔祓い)を
選んだのか。
どのように決断し、選択したのか。
それを信頼する誘因というものは
どのようなことだったのか。
実話が元のこの映画。
家族たちの語りの部分を
ちょっと聞いてみたかったな~。

想像以上に面白かったなぁ。


でも。映画を観たその日の夜
寝る前にフト映画を思い出し(後悔)
恐怖に駆られてしまった。
「カミサマ、どうか3時に目が覚めませんように・・」
と願いながらフトンへ。

・・・やっぱり悪魔って、怖い。
そう考えているジブンの認識もちょっと怖い。
人間の頭の中が、一番怖いのかも。
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by uminomiti | 2006-03-13 01:29 | そして。

夜。

e0082908_1715551.jpg深夜のファミレスは少し違うな、と思う。

店内を見渡せば
仕事の片づけをしている人
ほっとくつろいでいる人
思考の世界に飛び立っている人
ひたすら食べている人
恋人と語り合っている人
勉強をしている人
同じ空間で、それぞれの時間を過ごしている。
ごく普通の日常の姿。

でも。
日付が変わる頃のファミレスは
ちょっと独特な気がする。
一日の時間軸をリセットするかのように
それぞれが少しだけ
気持ちを緩めているような
なんだかそんな雰囲気が漂っている。
店内でエンドレスに流れている
無機質な音楽でさえ
不思議とどこかしら憂いを帯びているような
そんな感触さえする。

夜という時間は不思議だな、と思う。

仕事をしている人もあれば、眠っている人もいる。
世界は静かに寝静まってはいないのだけれども
安らかさを感じる独特さ。
静かだけれど、優しく包みこむような
柔らかな時間。
そして、暗闇。

夜という闇が全てを吸収してくれている。
闇の力。
繰り返される日常。
当たり前なことだけれど
考えるとやっぱり不思議。
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by uminomiti | 2006-03-10 17:19 | とほほ。

いやいや。e0082908_2236304.jpg
面白い本を発見。
読み出したら止まらない
溺死寸前ネタ”80編。
リアルなつぶやきと、シュールな絵。
あの「猫村さん」以上の脱力感。
思わず、即買い。

жжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжжж

 「 溺死寸前絵日記 」
著者: ケイスケ
出版社: 双葉社
ISBN: 4575298719
価格: ¥ 1,050

◆絵日記サイト「溺死」に綴られていたものが
 1冊の本にまとめられたそう。
 サイトも面白い~。

 →サイトはこちら。 「溺詩

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絵が言葉を支えていて。(いや超えてるかも?)
泣きながら夏休みの絵日記を書き上げていた(うぅ)私にとって
絵日記と聞くと、イヤ~な汗が浮かんできたりするのだけれど。
ちょっと絵日記を見直したかも。

ケイスケさん、くれぐれもお体お大事に・・・。

  
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by uminomiti | 2006-03-05 23:03 | これは。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。