■  一歩前へ。

e0082908_22302036.jpg今日、片方の職場を退職した。
前々から解っていたことなのに
いざこの日を迎えたら
じわじわと切なさが押し寄せてきた。
どこを歩いていても
ひょっこりとあの頃のジブンが顔を出す。
建物のあちこちに
13年分の想いが潜んでいた。

ただひたすらに、求めて走っていた20代。
それぞれの人生と出会い
交じり合い、共に時間を重ねていった。
暖かな体温と、その先に迎える冷たい体。
旅立つ先には一体何があるのか
今ある時間の重みを考えずにはいられなかった。
今していることが正しいのかどうか
やっている事はすべて欺瞞じゃないのかと
全てが疑わしく思えて
何も手につかない時もあった。
あんなに無防備に何かに向かって走っていくことなんて
きっともうないだろうナァ。
あの頃とは違う自分がいる。
変化が果たして良いことだったのかどうか
正直わからないけれど。

今までたくさんのものを
もらってきた。
そしてたぶん同じくらいたくさんのものを
手放してきた。
良い事ばかりじゃなかったけれど
今に続くために全てが必要だったこと。
いろんな人の存在が、背中を押してくれていた。
全てに感謝、だ。

歩き出さなきゃなぁ、前に。
バイバイ、あの頃の私。
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by uminomiti | 2006-05-30 23:38 | てくてく。

■  灰色の頭

雨が降ってる。e0082908_22465129.jpg
部屋でぼーっとしてると
雨音が聞こえてくる。

タン、とと。タン、とと..。

絶え間なく一定のリズムで続く雨は
なんだか心地いい。
静かだけれど、暖かさを感じるというか。
雨には不思議な感覚を覚える。

子供の頃
雨が降るといつも
近所にある給水塔を見に行った。
どっしりと空に向かって伸びている
灰色の給水塔。
雨で濡れると
まるで影が塔全体をゆっくり覆っていくように
塔全体が濃いグレーに変わっていった。

空のグレーと、建物のグレー。
交じり合っていく風景。
そこにある「コンクリートの塊」が
違う「何か」になっていくような
「生もの」のような、そんな感じがした。
そこで静かに息づいているモノ、のような。

もちろんそんなことをトモダチに話しても
笑われるだけだった。
あぁ、ジブンとトモダチって同じじゃないんだ、と感じた
初めてのことだった。
話しちゃイケナイコトなんだと、その時理解した。
だから、雨が降るとこっそり1人で見に行った。
誰かとこの感じを共有するということはしなかった。

今見れば何の変哲もない、ただコンクリートの塊なのだけど
どうしてあんなに惹かれたんだろう。
今の私が言葉に表している事は
子供の頃に目に映って感じ取っていただろう
「何か」とはきっと違う。
言葉に表せない「何か」がそこにはあったのだと思う。
リアルに思い出すことは、もう難しい。
いろんなモノを
どこかで手放してしまった。

雨を見るたびに
ぼんやりとそんなことをなぞる。
だけど輪郭さえも掴めない。
夜の闇の雨。
何かを思い出させてはくれないだろうか。
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by uminomiti | 2006-05-24 22:47 | とほほ。

■  ガールズ・トーク

e0082908_1315245.jpg会社の人、数人と飲みに行った。
20代から40代と幅広いグループ。
お酒がいい具合に働いて
どんどん舌を滑らかにしていく。
焼き鳥の煙に巻かれながら
新旧入り混じりの
ガールズトークが炸裂。

20代半ばの子が
「あともうすぐで、三十路になっちゃうんですよー」と。
一般的な30代のイメージって
「とうとうなっちゃう」感なんだなぁ。
「年を重ねるということは何かを失ってしまう事」
というイメージが、やっぱり強いんだろうか。
それを聴いていたいた40代の女性は
「何言ってんのー。オンナは30からよ~」と、一蹴り。
私もその意見には賛成(笑)

年齢なんかは正直当てにならないなぁ、と思う。
小さい頃思い描いていた年齢に
いざ自分が実際たどり着いても
考えていたものとは程遠いものだったし。

年月を重ねていく事が
マイナスばかりじゃないだろう。
特にメンタルな部分なんかは
年と共に熟成していくような感じがする。
体と心のバランスがつり合っていくというか。
自分でそういうもんか、と解るようになるからだろうか。

例えば、気持ちの波風が立っても
あぁそういう時期かな、とか推測できるようになる。
むやみに不安に落ち込んだり
慌てたりしなくて済むようになる。

自分という身体に対する、余裕。
それが生まれてくる事で
何を本当は欲しているのか
どう生きていきたいのか、とか
いろんなことをじっくり落ち着いて
考えたり見極めていけるようになるのかもしれない。
それをいつ迎えるのかが
ひとり一人違うんだろう。
ガールズ・トークを聞いていて、ぼんやり思った。

それぞれの今と、未来への柔らかな願い。
同じ性をもつ人たちとの
少しだけ甘い時間。
お酒で酔っ払いと化しながら
「オンナ」であることの
複雑さをじんわり感じつつ
帰宅の徒に。

帰ったら。
「真夏の夜のユメ」のジャケット写真が
UPされてましたよ。
格好よさに、ほえ~っと。
よく似合ってるなぁ。
気持ちよく、これから休みます。
おやすみなさい。
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by uminomiti | 2006-05-18 00:28 | とほほ。

久しぶりだ。
こんなに観終わった後、ボォッとする映画は。
劇場からの帰り道
しばらく頭の中は
この映画でいっぱいだった。

e0082908_21165856.jpg『 RENT / レント 』
◇監督  クリス・コロンバス ◇配給 ブエナビスタ
◇上映時間  2時間15分

家賃(レント)も払えないほどの暮らしをしている
若きアーティスト達のイースト・ヴィレッジが舞台。
それぞれが様々な背景と問題を抱え
(貧困、犯罪、エイズ、ドラッグ、同性愛、友の死..)
夢と現実の間に悩み、苦しみ、迷い、ぶつかり
もがきながらもそれでも諦めずに
何かを見出そうとしていくその姿を
1年という時間を通して
つぶさに描いている作品。

圧倒される程の、声と歌詞。
特にオープニングの「Season of Love」は
胸を打つ曲。
1年は52万5600分、あなたの1年をはかる基準は何?と
問いかける歌詞が、グッとくる。
劇場から出ても、この曲が頭の中でぐるぐる回っていた。

未来も過去も無い
あるのは自分だけ。
この瞬間しかない。
後悔をしていると、人生を逃してしまう。 
今を生きるのだ、と
主人公達は語る。

限られた時間の中で
自分の人生をどう生きていくのか。
そして、誰とその人生を共に過ごしていくのか..。
いい映画だなぁと思った。
映像として見るというよりも
どちらかといえば、音に身を委ねる
そんな感じがする作品だった。

余談ですが。e0082908_8215026.jpg
実は「ヨコハマメリー」を観たくて出かけたのです。
それはそれはの大行列に、断念。
諦めて「ブロークン・フラワーズ」を求めて移動。
しかし絶望的に時間が合わず。
諦めて「明日の記憶」にしようかと移動。
しかしそこは更なる大行列。
これでどうだー、と「RENT/レント」に決定。
予想以上に感動したのは
きっとこの期待のなさも加味してる?(笑)

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○公式HP  RENT/レント(日本)

         RENT/レント(US)

○劇中音楽がここで10曲フルで聴けるようです。(Season of Loveも。)
         SOUNDTRACK

○ブロードウェイミュージカル RENT/レント
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by uminomiti | 2006-05-14 23:43 | そして。

■  ケイタイマシーン

通勤時間が増えた。
e0082908_15533847.jpg必然的に、起床時間も前倒しで
空が白々とあける頃に起き
始発バスと共に出かける。
そんな生活リズムにもだいぶ体が馴染んできた。
少し、余裕が出てきた。
よしよし。

でも1日の時間の使い方も考えないとなーと
ちょっと思っていた。
朝が早い分、眠気が襲ってくるのも早くって
なんだか時間がもったいない感じ。(←貧乏性の表れ)

増えた通勤時間を、何か有効に使えないだろうか。e0082908_16385523.jpg
相棒君にポロッと話した。
PSPなんかいいんじゃないの~と、勧められる。
PCに録っておいた番組やプログラムを
手軽にPSPに移すことが出来るんだとか。
早速、そのhow toを教わった。

いやはや。なるほど。
マシーンは偉大なり。
結構簡単に出来るんだなぁ。
目下このマシンをフル稼働で
今まで溜まっていたモノを
毎日少しずつ消化中。

移動中に見る分には
画質も音質も問題なく、画面自体の大きさも丁度いい。
ただ、PSPの機械自体が持っていてやや重いのが難点だけれど
それを気にしなければ、全く問題なく使えるなぁというのが実感。
(小さいのに、オヌシやるなぁという感じ。)

でも、この間。
つい映像に熱中しすぎて
うっかり電車を乗り過ごしてしまったw
いや、ビックリ。
電車に乗っているあの状態って
意外に集中しやすい
適度な空間なんだなぁと
さらに、ビックリ。
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by uminomiti | 2006-05-13 16:49 | とほほ。

e0082908_1537521.jpgいやはや。
GWなんてものはどこへやら、な怒涛の2週間。
ようやくひと息。
まだまだ手探りな状態なのだけれども
あたらしい道探しを、始めた。

今いる場所と新しい場所。
両方の「場」を行き来している。
そのせいだろうか。
どうにも、スッキリしない気分だ。
宙ぶらりんな気分と漠然とした不安感が
胸の所でぐるぐる回ってる。
自分の内側の問題。

今いる場所や、今している仕事に対して
不満があるわけではない。
むしろ、とても好ましく、心地良く思う。
でも、そう感じてしまっている事が
たぶんもうすでに引き際だということを同時に示している。
動くべき時期が来たんだろう。
そう気づいてしまった。

でもその想いとは全く逆に
今まで通りの日々を続けていくということもまた、同時に思い浮かぶ。
想いに蓋をし、気づかなかったことにするべきか.....。
でも
見なかったふりをしても
きっと自分の中で根を生やし
育っていってしまうだろう。たぶん。
だから、それは選ばなかった。

手放せば今まで見えなかった
新しい「何か」を知ることが出来るんだろうか。
新しい「場」に飛び込んでみた。
もちろん、まだ何も見えてこない。
不安感がいつも隣り合わせだったりするけれど
たぶん、何かが変わり始めている。
いまのこの揺らぎも
結果に至るためのひとつの通過点。
結果が出るのは、まだまだ先の話。
とにかく、ねばるのだ。
こつこつこつと。

と、自分をイマシメルための日記。
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by uminomiti | 2006-05-09 15:36 | とほほ。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。