平日の、休日。
『ぐるりのこと。』を、観てきた。
劇場内を見渡せば
年齢層高っ ほぼR35。
しかも、ほぼ連れ合いさんといらしている様子・・
(ドレスコードならぬ、会場コードなの・・?)
ひとり鑑賞は、ちょっと肩身が狭い感じだった。
映画の内容は、10年間の夫婦の時間。
それぞれの感情のやりとりやゆらぎが
繊細に日常の中にちりばめられていた。
ささやかで、代わり映えのない毎日だけれど
傍にいる人と積み重ねていく時間が
どれだけ大切なことの連続なのか
想いを伝え合うということが
どれだけ奇跡的な瞬間であるのか
それから逃げずに
傍にいつづけるということは
どういうことなのか・・。
人間同士がどう繋がって
どう関係を結び
その先に何が見えてくるのか、が
ゆるやかに、丁寧に描かれていた。
楽しいこと、つらいこと、悲しいこと、嬉しいこと・・
色々な感情を日々織り成し、明日へとながらえ
生き続けていく時間。
観終えた後
ジブンの大事な人と共有している時間を
より柔らかく豊かに
向かい合っていけたらなぁ、とシミジミ想った。
なんとなくすっきりと、地に足が着くような
そんな感触を覚えながら、映画館をあとにした。
『ぐるりのこと。』を、観てきた。
劇場内を見渡せば
年齢層高っ ほぼR35。
しかも、ほぼ連れ合いさんといらしている様子・・
(ドレスコードならぬ、会場コードなの・・?)
ひとり鑑賞は、ちょっと肩身が狭い感じだった。
映画の内容は、10年間の夫婦の時間。
それぞれの感情のやりとりやゆらぎが
繊細に日常の中にちりばめられていた。
ささやかで、代わり映えのない毎日だけれど
傍にいる人と積み重ねていく時間が
どれだけ大切なことの連続なのか
想いを伝え合うということが
どれだけ奇跡的な瞬間であるのか
それから逃げずに
傍にいつづけるということは
どういうことなのか・・。
人間同士がどう繋がって
どう関係を結び
その先に何が見えてくるのか、が
ゆるやかに、丁寧に描かれていた。
楽しいこと、つらいこと、悲しいこと、嬉しいこと・・
色々な感情を日々織り成し、明日へとながらえ
生き続けていく時間。
観終えた後
ジブンの大事な人と共有している時間を
より柔らかく豊かに
向かい合っていけたらなぁ、とシミジミ想った。
なんとなくすっきりと、地に足が着くような
そんな感触を覚えながら、映画館をあとにした。
先日、ある研修会に参加した。
その時のコメンテーターの言葉。
『僕らが欠けているから、欠けているがゆえに集まって
うまくめぐり合って、マイナスとマイナスがプラスになる
そんな瞬間がある。』
社会の中でのあるべき姿に対し
うまく振舞えない人にとっての重圧。
ジブンの枠、社会の枠。
排除ではなく、その人自身が想い描いている姿に
どう寄り添うのか。
どこまで想像の翼を広げられるのか。
それぞれの大事に抱えているものを守りながら
互いの不全感を払拭していくこと・・
嘘のない、心からの言葉たちが投げられていた。
痛みを感じて生きてきた人なんだなぁ、と
吐き出されるひとつひとつの言葉に
体温を感じた。
でも、その不全感や望まれる振舞いって
本当はどういう意味をなしているんだろうなぁ。
あるべき姿、とそれぞれが持つ本質。
なんとなく相反している気がしてくる。
『新世界より』を読み終えた時にも
同じような感触が立ち上った。
いろんな人の存在があるからこそ
価値観は緩やかになっていく。
今ある場所で、出会えた「縁」。
そのなかに潜む、「宝」。
人と人がまじりあい、変化していくその豊かさと同時に
揺るがない本質。
つくづく人間って不思議だ、と思う。
その時のコメンテーターの言葉。
『僕らが欠けているから、欠けているがゆえに集まって
うまくめぐり合って、マイナスとマイナスがプラスになる
そんな瞬間がある。』
社会の中でのあるべき姿に対し
うまく振舞えない人にとっての重圧。
ジブンの枠、社会の枠。
排除ではなく、その人自身が想い描いている姿に
どう寄り添うのか。
どこまで想像の翼を広げられるのか。
それぞれの大事に抱えているものを守りながら
互いの不全感を払拭していくこと・・
嘘のない、心からの言葉たちが投げられていた。
痛みを感じて生きてきた人なんだなぁ、と
吐き出されるひとつひとつの言葉に
体温を感じた。
でも、その不全感や望まれる振舞いって
本当はどういう意味をなしているんだろうなぁ。
あるべき姿、とそれぞれが持つ本質。
なんとなく相反している気がしてくる。
『新世界より』を読み終えた時にも
同じような感触が立ち上った。
いろんな人の存在があるからこそ
価値観は緩やかになっていく。
今ある場所で、出会えた「縁」。
そのなかに潜む、「宝」。
人と人がまじりあい、変化していくその豊かさと同時に
揺るがない本質。
つくづく人間って不思議だ、と思う。
久しぶりの、週末休日。
友人のお祝いを探しに、早々に出かけた。
海沿いを通ると
色とりどりの帆がなびいていた。
風を味方につけ
波間をするすると進んでいく
しなやかなウィンドサーフィンの姿に
しばらくぼうっと見惚れる。
お店に着き、ぐるっと眺めた。
いくつかの候補を決めた所で、一旦店を出る。
人の多さに酔ってしまった。
暖かいコーヒーでひと休憩。
湯気の先に見える
今にも降り出しそうなグレーの空と
行き交う人の姿。
ぼんやりと眺めていたら、視界の隅にふと、球体。
アン◎◎マンの頭、だった。
正確に言うと
着ぐるみのアン◎◎マンが、手を振りながら歩いていた。
その後ろを小さな子供たちが、ぞろぞろと追って歩いている。
嬉しそうに、上気している子供たちの顔。
ふと、『ハーメルンの笛吹き男』が思い浮かぶ。
いやいや、正義の味方だった。アン◎◎マンは・・・・。
シュールな想像を切り上げて、買い物に戻る。
少しだけ幸せな気持ち、を感じながら
お祝いを選んだ。
ジブンもこうしていろんな人の気持ちを
わけてもらっていたんだなぁ。
人から人へ繋がっていくもの、の存在を
味わう一日。
友人のお祝いを探しに、早々に出かけた。
海沿いを通ると
色とりどりの帆がなびいていた。
風を味方につけ
波間をするすると進んでいく
しなやかなウィンドサーフィンの姿に
しばらくぼうっと見惚れる。
お店に着き、ぐるっと眺めた。
いくつかの候補を決めた所で、一旦店を出る。
人の多さに酔ってしまった。
暖かいコーヒーでひと休憩。
湯気の先に見える
今にも降り出しそうなグレーの空と
行き交う人の姿。
ぼんやりと眺めていたら、視界の隅にふと、球体。
アン◎◎マンの頭、だった。
正確に言うと
着ぐるみのアン◎◎マンが、手を振りながら歩いていた。
その後ろを小さな子供たちが、ぞろぞろと追って歩いている。
嬉しそうに、上気している子供たちの顔。
ふと、『ハーメルンの笛吹き男』が思い浮かぶ。
いやいや、正義の味方だった。アン◎◎マンは・・・・。
シュールな想像を切り上げて、買い物に戻る。
少しだけ幸せな気持ち、を感じながら
お祝いを選んだ。
ジブンもこうしていろんな人の気持ちを
わけてもらっていたんだなぁ。
人から人へ繋がっていくもの、の存在を
味わう一日。
あったかったなぁ。今日も。
ちらほらの咲き具合だった桜の花が
夕方にはずいぶんと増えていた。
藍色の空に、薄ピンクの輪郭。
桜の花が風に乗り、静かに揺れている。
キレイだなぁ、としみじみ思う。
しばらく眺めていると
ゆるやかに立ち上ってくる感触が。
少し痛いような、寂しいような
静かだけれども、なんともいえないこの感じ。
桜の季節が巡って来る度
不思議だなぁ、と思う。
一体あれは、何なのだろう。
バスから降り、早足で家路へと向かう人も
ふと、一瞬足を止め
同じように桜の木を仰いでいた。
やわらかい時間。
春が、もうそこまで来ている。
ちらほらの咲き具合だった桜の花が
夕方にはずいぶんと増えていた。
藍色の空に、薄ピンクの輪郭。
桜の花が風に乗り、静かに揺れている。
キレイだなぁ、としみじみ思う。
しばらく眺めていると
ゆるやかに立ち上ってくる感触が。
少し痛いような、寂しいような
静かだけれども、なんともいえないこの感じ。
桜の季節が巡って来る度
不思議だなぁ、と思う。
一体あれは、何なのだろう。
バスから降り、早足で家路へと向かう人も
ふと、一瞬足を止め
同じように桜の木を仰いでいた。
やわらかい時間。
春が、もうそこまで来ている。
すっかり、日が経ってしまった。
気づけば桜の花も、うっすらと咲き始めている。
陽射しの暖かさも、匂いも
春の感触が少しずつ漂い始めている。
ひたひたと近づいてきているその感じは
なんとなく、ふんわりとした気分を呼び起こしてくる。
もうすぐ、暖かい季節がやってくるんだなぁ。
最近ボンヤリと考えていたことは、
人との関わり方についてのこと。
一人ひとりとどう向き合っていくことがいいのか
ジブンがどう関わっていきたいのか
どういうスタンスが相手にとっても負担にならないのか、ということ。
眼差しが合わさった瞬間から
その人との関係性は始まっていく。
この人と歩いていく覚悟は果たしてあるのだろうか、と
どこまで責任を負えるのだろうか、と
少しだけ躊躇してしまうのも、正直なところだ。
信じて待つ強さ、が私には足らないのだ。
それぞれとの関係性の形、求められる質と量の違い。
「育んでいく」ということはどういうことなんだろうか。
揺るがなく、ど~んと待つぐらいの
器の大きさ、があればなぁ。
そしてどっしりとしていられる、体力も・・・。
メンドウさ、複雑さ、の中に
大事な何かが潜んでいる。たぶん。
無いものばかり、が求められる
今日この頃。
気づけば桜の花も、うっすらと咲き始めている。
陽射しの暖かさも、匂いも
春の感触が少しずつ漂い始めている。
ひたひたと近づいてきているその感じは
なんとなく、ふんわりとした気分を呼び起こしてくる。
もうすぐ、暖かい季節がやってくるんだなぁ。
最近ボンヤリと考えていたことは、
人との関わり方についてのこと。
一人ひとりとどう向き合っていくことがいいのか
ジブンがどう関わっていきたいのか
どういうスタンスが相手にとっても負担にならないのか、ということ。
眼差しが合わさった瞬間から
その人との関係性は始まっていく。
この人と歩いていく覚悟は果たしてあるのだろうか、と
どこまで責任を負えるのだろうか、と
少しだけ躊躇してしまうのも、正直なところだ。
信じて待つ強さ、が私には足らないのだ。
それぞれとの関係性の形、求められる質と量の違い。
「育んでいく」ということはどういうことなんだろうか。
揺るがなく、ど~んと待つぐらいの
器の大きさ、があればなぁ。
そしてどっしりとしていられる、体力も・・・。
メンドウさ、複雑さ、の中に
大事な何かが潜んでいる。たぶん。
無いものばかり、が求められる
今日この頃。
2008年、アケマシテオメデトウゴザイマス。
するりと過ぎ去った、2007年。
何が大きく変化したというわけではないけれど
振り返れば、節目の年だったような気がする。
意図せずやってきた事柄が、ゆるやかにリンクしあって
今までの時間がすんなりと繋がるような、その感触に
こういうこともあるのかと、不思議な気がした。
偶然の必然。
まわり道したことも、立ち止まった時間も
無駄ではなかったんだなぁ。
2008年は、一体どんな年になるんだろう。
誰と出会い、何を交わし合うんだろう。
何を見て、どんな言葉を紡ぎあうんだろう。
そして、どんな感情が立ち上ってくるんだろう。
ほのかに期待してしまう。
まだ見出していない何か、新しく動き出す何かに
出会えることを。
ゆっくりと、丁寧に時間を重ねていきたいなと
心から思う、2008年。
そろそろ、始動。
するりと過ぎ去った、2007年。
何が大きく変化したというわけではないけれど
振り返れば、節目の年だったような気がする。
意図せずやってきた事柄が、ゆるやかにリンクしあって
今までの時間がすんなりと繋がるような、その感触に
こういうこともあるのかと、不思議な気がした。
偶然の必然。
まわり道したことも、立ち止まった時間も
無駄ではなかったんだなぁ。
2008年は、一体どんな年になるんだろう。
誰と出会い、何を交わし合うんだろう。
何を見て、どんな言葉を紡ぎあうんだろう。
そして、どんな感情が立ち上ってくるんだろう。
ほのかに期待してしまう。
まだ見出していない何か、新しく動き出す何かに
出会えることを。
ゆっくりと、丁寧に時間を重ねていきたいなと
心から思う、2008年。
そろそろ、始動。
何気なく開けた車の窓。外から入り込む風の冷たさに、驚いた。
いつの間にか季節が変わり始めている。
窓から空を見上げれば、見事な夕焼け。
蒼色とくっきりと分け隔てられた緋色のその鮮やかさに少したじろぐ。
またひとつ季節が巡っていく。
ひとつひとつを触りながら
何かを感じ、信じながら
同時に、それをも疑いながら
毎日を静かに、確かに、積み重ねていく。
時折今ここにいる意味、のような無意味なことに
想いが跳んでは、それをなぞる。
考えても何一つ答えが出るわけでもないのに。
まったく無駄な思考のサイクルを繰り返している。
本気で解決しようとは、たぶん思っていないのだ。
考えることから緩やかに逃げている。
この間、ザ・ノンフィクションで観たサンバのチーム。
彼らがサンバのリズムと踊りを愛してやまない
その背景の一部分を取り上げていた。
それぞれが抱える現実と、相反する熱い想い。
今を生きていることへの確かさ、証明のような
自らを鼓舞させる叫び
その声と踊りに、鳥肌が立った。
「ここに私はいる」と、理屈無しに
体全体で主張しているようだった。
あぁ、いいなぁと素直に思った。
弱さを強さに変えていくその姿
しなやかさ、その豊かさに胸が震えた。
頭で考えてばかりではダメダナァとつくづく思う。
もっと色んなものを見てみたい。触れてみたい。
感じてみたい。
高い壁の先には何が待っているんだろうか。
FAMILY SUGARが、解散。
ここ数日、あちこちのBBSで書き込まれていた。驚いた。
スガシカオがいて、ファミシュガいる。
ライブでのあの相乗効果。
もっとあの音を、あの感触を味わっていたかったなぁ、と
AMAZONSのBBSでの言葉を読んでいて、正直思った。
でも、今この10周年という区切りで、ぱっと手離す
その潔さ、鮮やかさは正直すごいな、と思う。
慣れに甘んじず
新たな高みを目指すその視点、というか。
何かを手放すことで
より高く跳べるのだとしたら
これからどこまで軽やかに、飛び越えていくんだろう。
自らに課す、その厳しい眼差しや
今以上のものを作り上げていこうとするその情熱、
そしてその動きのしなやかさに
ぼうっと、みとれてしまう。
あぁ、強い人だなぁ。
これからどんな変化を見せてくれるんだろう、か。
武道館LIVEが、最高に熟成した形だったんだなぁ。
あの涙のハグ、とか
あの濃い音の感触とか
思い出すとなんか感慨深く・・
ここ数日、あちこちのBBSで書き込まれていた。驚いた。
スガシカオがいて、ファミシュガいる。
ライブでのあの相乗効果。
もっとあの音を、あの感触を味わっていたかったなぁ、と
AMAZONSのBBSでの言葉を読んでいて、正直思った。
でも、今この10周年という区切りで、ぱっと手離す
その潔さ、鮮やかさは正直すごいな、と思う。
慣れに甘んじず
新たな高みを目指すその視点、というか。
何かを手放すことで
より高く跳べるのだとしたら
これからどこまで軽やかに、飛び越えていくんだろう。
自らに課す、その厳しい眼差しや
今以上のものを作り上げていこうとするその情熱、
そしてその動きのしなやかさに
ぼうっと、みとれてしまう。
あぁ、強い人だなぁ。
これからどんな変化を見せてくれるんだろう、か。
武道館LIVEが、最高に熟成した形だったんだなぁ。
あの涙のハグ、とか
あの濃い音の感触とか
思い出すとなんか感慨深く・・
上演後、客席の殆どの人が立ち上がった。
満場のスタンディングオーベーション。
鳴り止まぬ拍手と歓声。
それに答え幾度となくカーテンコールは続く。
劇場内が高揚した雰囲気だった。
あぁ、いい時間だったな、と心から思った。
劇場ロビーにも、興奮冷めやらぬ雰囲気が漂っていた。
濃厚に浮き出された自分の中の感情を
それぞれが言葉に変え、語り合っていた。
感情を反芻しながら、言葉を紡ぎ合わせる瞬間が
もしかしたら最も高揚しているのかもしれない。
先日、WICKEDを観てきた。
緑色の肌と魔法の力を持って生まれ、自由を求めた少女が
なぜ「悪い魔女」とよばれるようになったのか。
「オズの魔法使い」に隠された、もうひとつの「真実」とは。
WICKED(邪悪)とはどういうことなのか。
そして「善い」とされるもの。偽りの「善い」もの。
その本質は一体何なのだろう。
異端とされるもの、それを排除しようとする社会。
誰がどのようにとらえるかによって、真実の形も変わっていく。
それぞれの立場や見る視点によって
物事の理解の仕方が変わってくる。
果たして何が真実で、そして正しいのだろうか。
そもそも正しいものなんてあるんだろうか。
それぞれの、ホントウ。
それぞれの、幸せの形。
あぁ、深い物語だなと思う。
観ていて、ただのおとぎ話ではないなぁ、と。
とても緻密な「人」や「社会」そのものが描かれていて
このストーリーや登場人物が
自然と自分の中で置き換えられ
どこかしらに重ねて、考えさせられるような
不思議と揺さぶられるような作品だった。
劇場口での感想を聞いていると
悪い魔女という運命を受け入れ
自らの人生を力強く切り開こうとする
エルファバに心を惹かれた方が多いようだった。
そして、こうも言っていた。
人の幸せのために偽りの善の姿を貫こうとする
よい魔女グリンダは不憫だと。
不憫かぁ。
悩み、もがき、奮起して立ち上がる姿の主人公達に
幻想を見るのかもしれないなぁ。
自分の中の何かに期待するみたいに。
満場のスタンディングオーベーション。鳴り止まぬ拍手と歓声。
それに答え幾度となくカーテンコールは続く。
劇場内が高揚した雰囲気だった。
あぁ、いい時間だったな、と心から思った。
劇場ロビーにも、興奮冷めやらぬ雰囲気が漂っていた。
濃厚に浮き出された自分の中の感情を
それぞれが言葉に変え、語り合っていた。
感情を反芻しながら、言葉を紡ぎ合わせる瞬間が
もしかしたら最も高揚しているのかもしれない。
先日、WICKEDを観てきた。
緑色の肌と魔法の力を持って生まれ、自由を求めた少女が
なぜ「悪い魔女」とよばれるようになったのか。
「オズの魔法使い」に隠された、もうひとつの「真実」とは。
WICKED(邪悪)とはどういうことなのか。
そして「善い」とされるもの。偽りの「善い」もの。
その本質は一体何なのだろう。
異端とされるもの、それを排除しようとする社会。
誰がどのようにとらえるかによって、真実の形も変わっていく。
それぞれの立場や見る視点によって
物事の理解の仕方が変わってくる。
果たして何が真実で、そして正しいのだろうか。
そもそも正しいものなんてあるんだろうか。
それぞれの、ホントウ。
それぞれの、幸せの形。
あぁ、深い物語だなと思う。
観ていて、ただのおとぎ話ではないなぁ、と。
とても緻密な「人」や「社会」そのものが描かれていて
このストーリーや登場人物が
自然と自分の中で置き換えられ
どこかしらに重ねて、考えさせられるような
不思議と揺さぶられるような作品だった。
劇場口での感想を聞いていると
悪い魔女という運命を受け入れ
自らの人生を力強く切り開こうとする
エルファバに心を惹かれた方が多いようだった。
そして、こうも言っていた。
人の幸せのために偽りの善の姿を貫こうとする
よい魔女グリンダは不憫だと。
不憫かぁ。
悩み、もがき、奮起して立ち上がる姿の主人公達に
幻想を見るのかもしれないなぁ。
自分の中の何かに期待するみたいに。
仕事を終え、ふと思った。
やっぱり行こう。
幸いチケットも手帳の中に挟んである。
そう思ったら、いつの間にか駆け足で駅に向かっていた。
走り出すにつれ
これから味わうだろう時間への期待感が
どんどん膨らんでいく。
電車に滑り込み、ほっとひと息。
走って何かに向かっていくなんてこと
最近あったかなぁ、とぼんやり思う。
「風の影」を読みながら、身体を(頭を)クールダウン。
小説の中にあった
「1冊の本を生涯守り通すこと」という条件。
もし自分にも下された時
私はどの本を選ぶんだろうか、と思う。
頭の中にある仮想本棚を眺めた。
いいな、と思うものはたくさんあるけれど
いざ「これ」、というものが思い浮かばない。
むむ。難しい。
ずっとそのことを考えているうちに
いつの間にか、1冊を選べないのに
そもそも何かを守リ続けるという行為そのものを
やり遂げることが出来るんだろうか
という疑問さえわいてきた。
この思考過程は逃げか。
そんなことを考えつつ
作品を読み進める。
そうこうしている間に、目的地に到着。
触れる風の匂いが土地の違いを感じさせる。
ホームに降り立ったら、なんだか急にお腹が空いてきた。
駅周囲をぶらつき、お目当ての餃子屋さんへ。
満腹。
会場へ向かう人波に、トロトロ着いていく。
無事、到着。すでに先行グッズ販売が始まっていた。
開演50分前。もう、待ち遠しくてたまらない。
Suga Shikao 10th Anniversary
Shikao & The Family Sugar TOUR '06
"PARADE ON" 初日。
1F11列目。いざ座席に行ってみたら、びっくり。
うわ。近い。隣のおにいさん達も同じような反応をしていた。
少し時間を押してのスタート。
オープニングと呼ぶにふさわしい演出に、もうすでに涙が出そう。
「19才」を皮切りに、次々とアルバムの曲が続いていく。
途中自虐的なMCや
AMAZONSのアルバム曲披露(いい歌詞だった...)を交えつつ
加速度を少しずつ増しながら
客席全体が音に、光に飲み込まれていく。
始めぎこちなかった客席の感触も
少しずつ全体のベクトルが一方向に集約していくような
不思議な感触になっていく。
そしてそれはどんどん加速していき
会場全体がぎゅっと濃厚な空間へと変化する瞬間を迎える。
全ては「午後のパレード」に向かっていたような、そんな気がした。
客席にいた皆がうねるようなエネルギーを発し
空間を支配していた。
声の力、音の力、光の力
交じり合い昇華していくナマモノの力。
深く、強く、味わった夜だった。
ダブルアンコール(!)の嬉しい悲鳴と共に
時計と睨めっこ。
新幹線の時間に果たして間に合うのか。
でも、最後までは観たい。
21時30分過ぎに、終了。猛烈ダッシュを試みる。
前方には同じく駅まで向かう人たちの見事な走りっぷり。
途中体力のなさで集団から脱落し
見知らぬスガマニさんたちと、相乗りでタクシーへ乗り込んだ。
無事電車に間に合う。
車中まだ興奮冷めやらぬ身体を感じつつ
睡魔に襲われ、夢の世界へ...。
今思い出しても、正直テンションが上がってくるような
出し惜しみ無い充実したライブだったなぁ。
それぞれの曲ひとつひとつを、大事に歌っていた。
ギターを持たずに、歌い踊るそのぎこちない姿にも
どこか根底で何かを吹っ切ったような
自ら脱ぎ捨て、一歩踏み出し、走り始めたような
そんな開かれた印象を強く感じずにはいられなかった。
蛹から蝶へと羽化するように
彼もまた何かが変わろうとしているのかも、しれないなぁ。
今回のツアーは、なんだか財布の紐が緩みそうな
そんな予感。
やっぱり行こう。幸いチケットも手帳の中に挟んである。
そう思ったら、いつの間にか駆け足で駅に向かっていた。
走り出すにつれ
これから味わうだろう時間への期待感が
どんどん膨らんでいく。
電車に滑り込み、ほっとひと息。
走って何かに向かっていくなんてこと
最近あったかなぁ、とぼんやり思う。
「風の影」を読みながら、身体を(頭を)クールダウン。
小説の中にあった
「1冊の本を生涯守り通すこと」という条件。
もし自分にも下された時
私はどの本を選ぶんだろうか、と思う。
頭の中にある仮想本棚を眺めた。
いいな、と思うものはたくさんあるけれど
いざ「これ」、というものが思い浮かばない。
むむ。難しい。
ずっとそのことを考えているうちに
いつの間にか、1冊を選べないのに
そもそも何かを守リ続けるという行為そのものを
やり遂げることが出来るんだろうか
という疑問さえわいてきた。
この思考過程は逃げか。
そんなことを考えつつ
作品を読み進める。
そうこうしている間に、目的地に到着。
触れる風の匂いが土地の違いを感じさせる。
ホームに降り立ったら、なんだか急にお腹が空いてきた。
駅周囲をぶらつき、お目当ての餃子屋さんへ。
満腹。
会場へ向かう人波に、トロトロ着いていく。
無事、到着。すでに先行グッズ販売が始まっていた。
開演50分前。もう、待ち遠しくてたまらない。
Suga Shikao 10th Anniversary
Shikao & The Family Sugar TOUR '06
"PARADE ON" 初日。
1F11列目。いざ座席に行ってみたら、びっくり。
うわ。近い。隣のおにいさん達も同じような反応をしていた。
少し時間を押してのスタート。
オープニングと呼ぶにふさわしい演出に、もうすでに涙が出そう。
「19才」を皮切りに、次々とアルバムの曲が続いていく。
途中自虐的なMCや
AMAZONSのアルバム曲披露(いい歌詞だった...)を交えつつ
加速度を少しずつ増しながら
客席全体が音に、光に飲み込まれていく。
始めぎこちなかった客席の感触も
少しずつ全体のベクトルが一方向に集約していくような
不思議な感触になっていく。
そしてそれはどんどん加速していき
会場全体がぎゅっと濃厚な空間へと変化する瞬間を迎える。
全ては「午後のパレード」に向かっていたような、そんな気がした。
客席にいた皆がうねるようなエネルギーを発し
空間を支配していた。
声の力、音の力、光の力
交じり合い昇華していくナマモノの力。
深く、強く、味わった夜だった。
ダブルアンコール(!)の嬉しい悲鳴と共に
時計と睨めっこ。
新幹線の時間に果たして間に合うのか。
でも、最後までは観たい。
21時30分過ぎに、終了。猛烈ダッシュを試みる。
前方には同じく駅まで向かう人たちの見事な走りっぷり。
途中体力のなさで集団から脱落し
見知らぬスガマニさんたちと、相乗りでタクシーへ乗り込んだ。
無事電車に間に合う。
車中まだ興奮冷めやらぬ身体を感じつつ
睡魔に襲われ、夢の世界へ...。
今思い出しても、正直テンションが上がってくるような
出し惜しみ無い充実したライブだったなぁ。
それぞれの曲ひとつひとつを、大事に歌っていた。
ギターを持たずに、歌い踊るそのぎこちない姿にも
どこか根底で何かを吹っ切ったような
自ら脱ぎ捨て、一歩踏み出し、走り始めたような
そんな開かれた印象を強く感じずにはいられなかった。
蛹から蝶へと羽化するように
彼もまた何かが変わろうとしているのかも、しれないなぁ。
今回のツアーは、なんだか財布の紐が緩みそうな
そんな予感。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。
by uminomiti
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