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マンガの醍醐味。①

マンガ。
小さい頃、マンガはあまり賛成すべきものではないような感があり、
読めるものも限られていた。
本屋で売られてはいたけれど、子供のお小遣いでは、
そうそうは買えなかった。
しょうがないから、学校の図書室なんかにあったのを、
片っ端から読んだけど、置いてあるものは
「はだしの○○」や「偉い人の歴史」なんていったものだった。
だから、大人になったらほしいもの、のリストの上位に
「まんが」は常にランクインしていた。

子供の頃の私は、
まわりの大人がなぜ「自分はこのマンガがお勧め!」とすすめないのか、
マンガを読まないのが大人なのか?!と不思議に思っていた。
つまり、マンガは「子供のもの」と言っているのに、
規制されるダブルバインド的な状況を、
(子供ってそういうこと多いよね・・理不尽さに戦う!みたいな。)
なんだそりゃ、って思っていた。
だから大人になったらいっぱい買ってやる~!!と
心に決めていたんだな。
単純だけど。

でも、ここ数年でマンガに対する概念というものが大きく変わってきたと思う。
海外に進出し、大きく評価されているジャパニメーション【Japanimation】の
影響も関連しているのだろうけど、
マンガ=子供のものという(私の一方的な概念付けだけれど)概念が外れ、
どの世代にも楽しめる もの、誇るべき文化のひとつ?!って、
やばいもの、から、ある種認められた娯楽物へと変わって来てるんじゃないのだろうか?
なんて思ったりする。
そして、マンガの内容自体も「リアルさ」が重点に描かれているものが多い気がする。
何をもって「リアル」と感じるのかはそれぞれによって違うだろうけど。
ただ、人が作り出すリアルさと、それを受け取るリアルさが繋がるということ、
そうして創り上げられていくというその行為が、
本当に不思議で、すごいことだ、と思うのですよ。
by uminomiti | 2005-09-27 20:12 | とほほ。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。

by uminomiti