キタノタケシというひと。

あぁ、早く観に行きたい。
たけしさんの映画。
「TAKESHIS'」。
まわりの友人からの感想が
これまた微妙。
「なんだかわけ解んなかった」 vs 「すごいよかった」
友よ、白熱するのはいいが
・・・・・頼むから内容はまだ言わないで・・。

こんなにまっぷたつな作品っていうのも珍しいんじゃ?
キタノ作品はいつも期待をはるかに上回るものが用意されている。
そして、観終わったあとにはいろんなことを考えさせられて
だれかとそれを分かち合いたくなる。
日本の映画でなかなかこういうものは少ないんじゃないだろうか。
キタノタケシというひとに、魅せられっぱなしだ。

役者や作家としての彼とコメディアンとしての彼。
対極なものとしてでなく、むしろお互いが必然として存在している。
支配し、支配されることを許すこと。
そしてそれを客観的に見つめるもう一つの彼があるということ。
二重人格的な状況を自ら課すことで
今というものを意図的に創りあげているのかもしれない。
そしてそこには振幅を楽しむ余裕さえもある。
怪物なんじゃないんだろうか・・?
器もSOULも大きすぎる・・・。
そんな人が同時代にいるということに感動すら覚える。

緻密で繊細なひと。
そしてどんなものも詳細に見つめる眼を持つひと。
ひとのもつ狂気とそれに寄り添うもの、対極にあるものさえも大事にするひと・・。
どうしてそんなに感性が豊かなんだろうか。
死の淵に入り込んでしまったことが
かれの様々な部分を覚醒させたのだろうか。
生きるということをかれは今はどう考えるのだろう?
そして死というものも。

キタノタケシとビートタケシ。
彼らをみていると
なんだか夕日をみているような
あったかいような、寂しいような、切ないような・・・そんな気持ちにさせられる。
ただ佇んでいる姿だけでも、そう感じさせる。
本当にうつくしいひと・・・なんだろうな・・と思う。

はやく、観に行こう。映画。
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by uminomiti | 2005-11-08 21:47 | とほほ。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。