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いま、すべきこと。

給料泥棒じゃないのか・・?と
てんで使いものにならなかった入社当時
職場には数多くの個性的な先輩方が働いていた。
イマだったら考えられないようなバラエティに富んだ採用をしていた。
そこで働く人たちは、ある限定された資格の保持が要件でなかったため
多職種から、色んな人たちが集まっていた。
金融・医療・芸術・体育・教育・哲学・心理学・栄養学・・・
そういう風にも考えられるのか?と驚くことも多くて
本当に面白かった。
いわゆる「 専門バカ 」←スイマセン。
のかたまりにならないところが魅力的だった。
それぞれの自分の得意な領域を提示しあって
多角的な眼で推し量り、アプローチしていくこと。
それをまた再評価し、次なる作戦を考えていくこと。
主体的に考え、動くこと。
それはたぶん、それぞれが「じぶんは」と語れる
バックボーンを持っていたからだと思う。
そしてひとり一人がプロとして自立していた。
だからこそ、現場は
「それぞれのセンタープレイのための、チームワーク」というものがあった。
見上げる先輩たちはいつも水の中ですいすい泳ぐ魚のようなしなやかさと
静かな情熱があった。
その姿に、心底あこがれた。

しかし職場がひとつの専門性(資格)に重きを置きはじめると
何かがかみ合わなくなって
羽ばたくことを恐れない先輩たちは
新たなフィールドにそれぞれ旅立っていった。
時間の経過と共に変わっていくもの、変わるべきものがあることは
ごく自然なことだ。
そうやって組織は脈づいていくのだということも。

自分のいまの立ち位置を考える時、いつもその先輩方のことを思い出す。
根を持つこと、翼をもつこと。
相手だけでなく、自分に誠実であること。
ネガティブな中の真実をみること、けれども焦点はポジティブに向けるということ。
自分の市場価値を考えること。
自分を信じ、疑うこと。
・・・・・先輩たちから、教わったこと。

同じ場所に立っているけれど
今の自分はどうなのだろうか。
あの頃の想いに届いているのだろうか。
いますべきことは何なのか。
これから先、どう動いていくのか。
by uminomiti | 2005-11-13 21:36 | とほほ。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。

by uminomiti