Take your time.

e0082908_8572273.jpgようやく。身体が上昇傾向に。
やれやれ。
身体が弱っていると、色んなものに敏感になる。
音や色、光、温度、湿度、ひとの動き。
普段、いかにパワーを自然に使っているのかが
ありありと感じられる。
そして、それらについていかにおざなりなのかも。

待合室で、受診の順番を待っている時。
病院という、独特な感触に吸い込まれそうになる。
緊張する匂い、硬い質感、無機質な色
憂いを帯びた人の顔。
そこにあるもの全てが
なんだか体温を奪っていくような、冷たい感じがする。
どうしてかな、この感触はと思う。

やっぱり「死」を身近に連想させるからかな。

小さい頃、漠然と「死」についてばかり考えていたことがある。
正確に言うと「死ぬのが怖い」ということに
色んな連想をさせていたというか。
たぶん誰もがそういう時期を乗り越えて
今があるとは思うのだけれど。

今考えると
今思う「死」と、子供の頃に描いていた「死」は違う気がする。
たぶん、もともと持つエネルギー量の差なんだろうな。
子供の頃の∞なエネルギーと今のエネルギーでは
「死」に対するリアリティーさが全く違ってくる。
子供の頃に漠然と考えていた「死」というものは
一体どういうものだったんだろうと
ぼんやりと考えた。
でも。思い出そうとして
いくら記憶の糸をたぐりよせても
あの頃の鮮明なイメージは、全く思い出せなかった。

受診が終わり、病院から一歩出ると
外は、色と光と音の洪水。
普通に歩くだけでもパワーが必要だな、と感じる。
けれどそれも数分もすれば、その感触もどこかにいってしまう。

生きていく力の輪郭が
なんとなく見えるような感じがした。
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by uminomiti | 2006-02-21 08:59 | とほほ。
ふと、なんとなく考えたこと、感じたこと、な日々。